弁護士会がイベント
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
これは三重県弁護士会のイベントですが、私が所属する愛知県弁護士会でもやっています。
具体的には、サマースクールといって、クイズや弁護士とのトークや模擬裁判を行ったり、模擬裁判の出張授業や職場体験で事務所に中学生を迎え入れて、実際に法廷等へいってみたりしています。
(豊田市内の中学校でもやっています)
法廷傍聴等で裁判所へいけば、(運がよければですが)裁判官に直々に中学生に説明をしてくれたり、質問を受け付けてくれる場合もあります(法服も着れたりします)。
弁護士にも「何で悪者の弁護をするの?」とか質問がきますが、一般の方がテレビ等でみるニュース等と法曹のルール等のギャップの説明を毎回しますね。
無罪推定の原則
被告人は、犯人ではない
犯人かどうかを公判で決める手続
これらを説明するんですが、なかなか理解は難しいですよね。テレビでは、容疑者=犯人という形で報じられていますから。
刑事弁護の原則を忘れると、えん罪という事態が生じたりしてしまうので、この辺も説明します。
ただ、刑事裁判は被害者は当事者ではない立場なので被害者の方にスポットをあてると、なかなか理解しづらいでしょうね(意見表明や尋問等はできますが)。
少しでも理解してもらうよう、こちらも粘り強く説明しないといけません。
結局、刑事事件の弁護人は孤独なんですよね、世間を敵に回しても被告人の利益のために働く、という仕事なので。
ただ、こういう被告人にも味方になってくれる弁護士がつき適正な手続を受けられるという制度自体が、翻って世間の安心となっているということは、理解してもらいたいですね(どこかの国のように、○○やると極刑とかだと安心して生活できないですからね)。
- 2015-08-18
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- by 豊田シティ法律事務所