固定観念
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
さて、相談にこられる方の中には、事前にインターネットで知識を得て事務所に来られる方もいらっしゃいます。
ただ、インターネット上での情報は、前提があるのに説明がない場合や間違った内容も中にはあります(ヤフー知恵袋等もけっこう間違いがあったりします)。
そういう方が、「慰謝料はこれだけもらえると書いてあった」等の固定観念をお持ちの場合もあり、それが違う場合説明に苦労します。
固定観念にはまって柔軟な思考ができない、と聞くと、バカの壁という本を思い出します。
この本のキャッチフレーズは「『話せば分かる』なんて大ウソ!」というもので、10年前位に大ヒットした本です。固定観念にはまってしまうと、それと異なる情報について「バカ」と思うようになる。そんな本だったと思います。
本日のインターネット上のニュースに、下記の情報がありました。
バレーボールやバスケットボールをしたり、鉄棒にぶら下がったりすると背が伸びる。逆に、筋トレをすると背が伸びないとよく言われていますが…。
「これもすべてウソです。バスケットやバレーボールをやったからといって背が伸びることはありません。背が高いほうが有利なスポーツですよね? だからそういう人が集まるし、そういう人が結果的に残っていっているんです。逆に、体操選手は、背が低い人が有利ですから、背が低い小柄な人が残っているんです。(引用終わり)
確かに、当たっている気がしますね。
これが正しいとすれば、親が子供の背が伸びるようにバレーやバスケをやらせるのは正しくないということになりますね。
慰謝料についても、そもそも認められるのは悪質な行為に限られますし(嫌な思いをした=慰謝料ではない)、額もそれぞれの事情に基づいたケースバイケースです。
固定観念に縛られない、ということが大事だと思います。
- 2016-05-10
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- by 豊田シティ法律事務所