スマホで私生活を監視される「遠隔操作アプリ」の危険性とは?
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
▽1.「スマホ画面を遠隔操作で監視できるアプリ」を知人女性のスマホに無断でダウンロードしたとして、男が今年5月に逮捕されました。男は「名刺管理のアプリを入れてあげる」と言って、女性のスマホを借りていました。
男は、LINEのやり取りを覗き見していたそうです。
▽2. 別の男は、交際相手女性のスマホに「位置情報を確認するアプリ」を仕込み、逮捕されました。女性のスマホは《画面ロック》が施されていたのですが、何故アプリを仕込まれたのでしょうか?
男は寝ている女性の指紋で《画面ロック》を解除したそうです。
-1.他人のスマホに無断でアプリを入れ、
-2.持ち主の意思に関係なく操作するのは犯罪です。
容疑は、ともに「不正指令電磁的記録供用」。
被害防止には、他人に勝手にアプリを入れさせないことが大切です。次の注意事項を守りましょう。
<有効策>
① 使用時に暗証番号の入力が必要な画面ロックを必ず設定する。暗証番号はできるだけ複雑に。
② 目の届かないところにスマホを放置しない。
③ 人に操作を頼むときは、一緒にいて操作内容を確認すること。
- 2018-08-09
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- by 豊田シティ法律事務所