本を購入
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
最近、1万部を超えるベストセラーとなっているという本「ベテラン弁護士の『争わない生き方』が道を拓く」という本を買いました。
見開き1ページでひとつのテーマですので、一日寝る前に1テーマを読んで寝るようにしています。
そのなかに「満場一致の判決は、なぜ危ういか」というテーマがありました。
引用しますと、
「アメリカのNASAが宇宙船の乗組員を選ぶときには、あるルールがあります。
それは、乗組員の中に、人種、職業、性格、趣味など、必ず異なる人を入れるようにするというものです。これは、オッドマンセオリーという組織論から決められたルールだそうです。
オッドマンセオリーのオッドマンとは、奇妙な人という意味です。ある基準だけに基づいて選ぶと、優秀な人は集まりますが、皆同じような考え方の人間の集まりとなってしまう可能性があるのです。
宇宙で何か緊急事態が発生した場合、皆が同じような考え方だと、パニックになりやすいでしょう。そこで、様々なタイプの人間を入れることで、様々なトラブルに対応できるようにしているのです。
違う価値観、異なったものの見方、考え方、感受性の人の集まりであれば、事故に対する反応も異なり、誰かが冷静に対応してくれるでしょう。」
とかいう記載があり、なるほどと考えさせられました。
社会にはいろいろな価値観の方がいらっしゃるので、トラブルや衝突が起こることもありますが、それだからこそ社会がうまく成り立っているということなんですよね。
いろいろな価値観がある、ということを少し考えてみるだけで、すんなりと解決することもあるような気がします。
- 2016-03-23
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- by 豊田シティ法律事務所