民事調停官任期満了
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
28日は最後の民事調停官(非常勤裁判官)の執務日でした。
最後帰るとき、「4年間ありがとうございました」とお礼をいうと、書記官の皆さんも皆立ってお辞儀をしてくれ、少し涙ぐみました。
裁判所の組織の一員として、少し働くことができ、裁判所の組織のいいところをたくさん発見できました。
調停係の書記官さんは、皆いい人で、仕事もできるので助かったり、非常に働きやすかったですね。調停係の雰囲気もすごくいいです。
裁判官の方にも、事件の方向性に迷ったときなどに相談に乗っていただき、感謝しかありません。
書記官さんがいなければ、調停条項もしっかり作れないので、裁判官にとっても書記官さんが重要な存在なんだなと思いました。
(書記官さんレベルの方が、法律事務所の事務員で来てもらえれば、法律事務所としてはどれだけ助かるか・・・と思わずにはいられないほどです。もちろん今の当事務所の事務員さんも素晴らしいですけどね)
毎週月曜日は、朝8時19分の電車に乗って名古屋まで行っていましたが、もう行くことがないと思うと寂しい限りですね。
たくさんの調停調書を読み上げ、事件を解決したことは調停委員の先生も含め、調停委員会のチームとしての総合力であり、そのチームの一員として解決にあたれたことが誇りです。名古屋簡裁の民事調停は、専門の調停員が多く揃っており、非常に頼りになる存在だと思います。
普段なら送別会とかでお酒を飲みながら、お礼をいったり、これまでの出来事の話などで盛り上がれたのでしょうけど、コロナの時代でそんなわけにもいかず、そこは残念です。
これから弁護士として裁判所にいくとき、またお会いすることもあると思いますが、きちんとした弁護士としてみてもらえるよう、更に頑張っていきたいと思います。
(裁判所の中に入ると、弁護士のレベルというものが、良いも悪いもよくわかります)
今までは、依頼者さんにも月曜日のアポがとれなかったり、ご迷惑をおかけしたとは思いますが、今後は月曜日も打合せ等ができるので、しっかり働いていく所存です。
当事者同士が話し合い、お互いが譲歩することを目的とする、民事調停のいいところもたくさん発見できました。
名古屋簡裁の調停係の皆様には、本当に感謝しかありません。4年間本当にありがとうございました。
- 2020-09-29
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- by 豊田シティ法律事務所