職場体験
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
最近は、中学校の先生から職場体験で生徒に仕事を体験させたい、できますか?といった電話をいただくことも多いです。
お昼ごはんを食べに行くと、中学生が料理を運んでくれたりすることもありますし、いろんな職場体験があるようですね(自分が中学生のときはなかったです)。
調べると、職場体験は、中学校等の教育課程の中の特別活動や総合学習などの枠内で、生徒たちに地域社会のさまざまな事業所で、職業の現場を体験させることをいうようです。
文部科学省は、「生徒が事業所などの職場で働くことを通じて、職業や仕事の実際について体験したり、働く人々と接したりする学習活動」と定義しているように、カリキュラムに組み込まれているみたいですね。
すごくいいことだと思います。自分も当時は将来の職業など決まってもいなかったですが、いろんな仕事を見てみるということは絶対にプラスになると思います。
ただ、法律事務所は、離婚や破産や刑事事件をはじめ、守秘義務を負う以上、中身を第三者である中学生にみせるわけにはいきません。
となると、職場体験にきてもらっても、特にやることがない・・・ということで、法律事務所での職場体験はお断りするすることにしています。
もっとも、これでは法曹を目指す中学生も生まれないので、弁護士会として職場体験のプログラムが用意されており、私はこちらを紹介しています。
弁護士会のプログラムでは、裁判員裁判の傍聴をしたり、裁判のシステムなどを紹介したDVDをみたり、実際に弁護士に質問をしたりしていますし、事前に話をつけたうえで実際の裁判の後に質問タイムを作ってもらったりもします。
裁判が終わった後の時間で質問を受け、法服を着せてもらった中学生もみたことがあります。
今度の裁判で自分の刑事裁判を中学生が傍聴にくるそうで、担当の若手弁護士から事前に電話がありました。
これまでの流れだと、裁判の後、質問タイムをつくったりするのだと思います。
中学生がみているので、恥ずかしくないよう準備したいと思います。
- 2023-05-30
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- by 豊田シティ法律事務所