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ごあいさつ

2020 4月一覧

相続が揉めやすくなる原因②

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

相続が、「争族」(争う家族)となってしまうケースの原因として、前回「遺言というものがなかなか書けない」こと、を上げさせてもらいました。

もう一つは、本家相続という考えがあります。
日本では家を守っていくという制度がまだまだ残っています。

現代の民法ではそういう制度はなくなっていますが、80代、90代の方、そして子供が50代、60代の方をみると、多いのは、本家相続、すなわち同居、あるいは近居、近くにいる長男に主な財産を渡していくものです。

そうしないと財産が残っていかないから、分家の人は我慢してもらうという考え方(制度?)です。

この本家相続という考え方がまだまだ残っていることがあるわけです。
本家相続が残っていると、分家的に言えば、弟さんとかお姉さんとか妹さんは長男中心の相続についていろいろ言いたくなる。
このようなことが実はもめやすい原因をつくっているわけです。

9割は遺言がないわけですから、遺言がない、そして、今はまだ本家相続という考えの人が多く残っている。
本家相続の方というのは意外と多くて(感覚として3割以上?)、このような状況が揉めやすい環境にあるということにある、ということになります。

兄弟構成でも、揉めやすいパターンと揉めにくいパターンがあります。
揉めにくいパターンは、最初に長男、次に次男、長男のパターン。いわゆる本家が最初に生まれているケースは揉めにくい傾向があります。

揉めやすいのは、長女、次女、長男のパターン。本家が最後に生まれてきていると、生まれた順番というのは兄弟関係の強さに影響を与えますので、こういうパターンは揉めやすい傾向にありますね。

相続が揉めやすくなる原因①

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

さて、相続が「争族」(争う家族)となってしまうケースも多いですが、もめやすくなっている要因は何でしょうか。

1つは、遺言というものはなかなか書けないということ。
あるデータによると、遺言のある相談は10%で、残りの90%は遺言がありません。
遺言があれば誰々に相続すると決めてあるので、もらう方はなかなか文句を言いにくい。
法律で「遺留分」というものがあって、これを侵している部分があればまだ主張もできますが、そういうものがなく、遺言がきちんとできていれば、それは仕方のないこととして、揉めようがありません。

しかし、遺言がなかなか書けないのが現実です。

書きにくい理由としては、80歳、90歳になって自分の死を見つめるのはつらいですし、さらに、そういう年齢になると新しいことをするのも億劫です。

遺言を書く場合は、全部「平等に」と書く遺言はそんなにないわけです。

「誰々が苦労してくれたから、こちらに多く」とか、「本家を残したいために本家に多く」とか、そういうことを書くわけなので、いざ書こうとすると不憫な子のほうに思いを寄せ、なかなか手が動かなくなるなどということがよくあります。

揉めやすくなっているのはこのように遺言がないことが一つです。
もう一つ、本家相続というのがポイントになります。この点は、また次回に。

シャープのマスク~現況

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

シャープのマスクですが、人気沸騰のようで(日本製ということだからですかね)、抽選販売となったようです。

第1回の応募は4月27日0時~23時59分、販売数量は3万箱で、1箱50枚入り。1人1箱限り販売するとのことです。
税別価格は2980円(送料は一律660円)。
当選発表は、4月29日までにメールで知らせるということになっています。

とあったので、早速サイトで申込みをしようとしたところ、アクセスが集中しており、つながりにくい状況ということでした。


お客様へ
ご利用ありがとうございます。
ただ今、アクセスが集中しており、サイトにつながりにくい状態が続いております。
お時間をおいて再度お試しください。
お客様には、ご不便ご迷惑をおかけして申し訳ございません。


シャープのサイト、一度も会員登録などの入力画面に行けたことがないです。
抽選でも大人気ですね。

研修中止

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

もういよいよ5月に入りますが、学校再開が6月からになりそうだったり、いろんな影響が出てきていますね。
今日も、毎年8月に行われる中弁連夏期研修も中止の連絡がきました。

岡江久美子さんが亡くなったのには驚きましたが、その年代でもありうるのだという意味で志村けんさんのときよりショックが大きいです。

うちのテナントビルの1Fの居酒屋さんもランチ営業、テイクアウトを始められました。
値段はけっこういい値段するんですが、こういうときこその助合いなので、1週間に1度は最低ランチに行ってあげようと思ってます。

有名人や身近な人が亡くなると緊張感が増しますね(本当はそうじゃいけないんだろうけど)。
それも志村さんや岡江さんが天国から忠告してくれているのかもしれませんね。ご冥福をお祈りいたします。

最近の裁判所

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

愛知県では、緊急事態宣言が全国展開されてから、期日の延期が続いています。
4月中は、ほぼ取消し扱い。

とはいえ、身柄拘束されている刑事事件では、人権の観点から延期するわけにはいかないケースもあり、
かくいう自分も執行猶予が見込まれる案件で、最近裁判所へ刑事弁護の仕事にいきました。

傍聴席は、ほとんどが着席中止の紙がはられ、空いている席も2m間隔にはなっていた記憶です。
また、本来は2週間後に判決などがされるのですが、この日は即日判決でした(初犯で執行猶予が見込まれる案件でしたが)。

被告人にとってもゴールデンウィーク(今年はステイホーム週間?)を拘置所や警察の留置場で過ごすのは、酷な面もありますし、即日判決は
弁護士としても有難い限りですが、裁判官がけっこう大変そうでした。

起訴状一本主義といって、事前には起訴状しか手元にないなか、当日初めて見る証拠を当日判決で使うとなると、ある程度時間がかかりますし、大変です。
(弁論終結後、しばらく無言の時間が続きました。裁判官が証拠を検討しながら判決を作成する時間です)

結果は、無事執行猶予付き判決だったので、安心しました。
被告人の未来に、頑張って欲しいという思いしかないですね。真面目な人だったので、将来は明るいと信じます。

帰りに、家裁に寄ったのですが、普段は20人くらいいる部屋に2,3人しかおらず、驚きました。
書類の授受程度しか行っていないとのことで、しばらくこの状態が続くと言われました。
新型コロナ対策ですね。

当事務所も明日から在宅勤務を一部取り入れる予定ですし、アクリル板などの設置も検討しています。
女優の岡江久美子さんが新型コロナで亡くなり、かなりショックを受けた人が多いと思います。さらに各自が気を付けていきたいですね。

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