最近の裁判所
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
愛知県では、緊急事態宣言が全国展開されてから、期日の延期が続いています。
4月中は、ほぼ取消し扱い。
とはいえ、身柄拘束されている刑事事件では、人権の観点から延期するわけにはいかないケースもあり、
かくいう自分も執行猶予が見込まれる案件で、最近裁判所へ刑事弁護の仕事にいきました。
傍聴席は、ほとんどが着席中止の紙がはられ、空いている席も2m間隔にはなっていた記憶です。
また、本来は2週間後に判決などがされるのですが、この日は即日判決でした(初犯で執行猶予が見込まれる案件でしたが)。
被告人にとってもゴールデンウィーク(今年はステイホーム週間?)を拘置所や警察の留置場で過ごすのは、酷な面もありますし、即日判決は
弁護士としても有難い限りですが、裁判官がけっこう大変そうでした。
起訴状一本主義といって、事前には起訴状しか手元にないなか、当日初めて見る証拠を当日判決で使うとなると、ある程度時間がかかりますし、大変です。
(弁論終結後、しばらく無言の時間が続きました。裁判官が証拠を検討しながら判決を作成する時間です)
結果は、無事執行猶予付き判決だったので、安心しました。
被告人の未来に、頑張って欲しいという思いしかないですね。真面目な人だったので、将来は明るいと信じます。
帰りに、家裁に寄ったのですが、普段は20人くらいいる部屋に2,3人しかおらず、驚きました。
書類の授受程度しか行っていないとのことで、しばらくこの状態が続くと言われました。
新型コロナ対策ですね。
当事務所も明日から在宅勤務を一部取り入れる予定ですし、アクリル板などの設置も検討しています。
女優の岡江久美子さんが新型コロナで亡くなり、かなりショックを受けた人が多いと思います。さらに各自が気を付けていきたいですね。
- 2020-04-24