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ごあいさつ

2021 3月一覧

囚人ジレンマ

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

心理学用語で、「囚人ジレンマ」という用語があります。

ある犯罪を犯した2人組が、容疑者として警察に連れていかれます。
刑事は、2人の容疑者を1人ずつ別々の部屋に置いて、「お前が先に白状したら、お前だけは執行猶予にしてやる。2人でやったんだろう」と聞きます。
さらに、「別室のパートナーにも同じことを言っているんだ」と言って、精神的に揺さぶりをかけます。

【囚人ジレンマ】
1 相棒の自白「やってない」 自分の自白「やってない」・・・(結果)2人とも無罪
2 相棒の自白「やってない」 自分の自白「やった」  ・・・(結果)自分は執行猶予、相手は実刑
3 相棒の自白「やった」   自分の自白「やってない」・・・(結果)相棒は執行猶予、自分は実刑
4 相棒の自白「やった」   自分の自白「やった」  ・・・(結果)2人とも、実刑

法律事務所をやっていると、人間関係に疲れた人(裏切られたと怒る人、悲しむ人、こんなはずじゃなかったと後悔する人など)がたくさん訪れます。

こういう仕事をしていると、自分も自分自身の人間関係を考えたりするのですが、究極的に他人はコントロールできないし、他人は他人なんですよね。
コントロールできるのは自分だけ。
したがって、自分がどう生きるか、どうするか、しかできない。

自分は、人間関係においては、シンプルに考えるようにしています。
上記囚人ジレンマでいえば、自分は「やってない」ということを徹底する(上記1、3)、後は相棒が「やってない」といえば無罪となるし、相棒が「やった」といえば、自分は実刑となる、そこはシンプルな話です。

自分は、とりあえずまずはできるだけ他人を信じるようにはしています(一見して信用できないケースは除く。囚人ジレンマでいえば「やってない」と自分はいうことに徹する)。
そして、結果的に、相棒が自分にマイナスのようなことをした場合(上記囚人ジレンマでいえば、3)、その相棒との関係は「切る」ことにしています(現実的には「切る」ことはできないケースもありますが、あまり深入りしないようにしていますし、こちらが「切る」と思っていることを相手に悟られないようにしないと、その人物との関係は実際には切れません)。

人生は、長くないのですから、付き合うべきは囚人ジレンマでいえば1の人です。
1の人とどうやって付き合っていくか、そういう人との付き合いは自分も成長していくので続けていきたいですし、逆に3の人とは付き合っている時間はありません。

なので、私の事務所にきた人で、他人に裏切られたという人に対しては、法的に落とし前をつけられる場合は落とし前をつけるのは当然ですが、長くない人生で「付き合うべき人でなかった」ということがわかったことは有意義だった、という観点もあるということをわかってほしいなと思うときもあります(もちろん無理強いはできませんが)。

今日本の社会はどうなっているのか。
その中で自分はどう生きていくべきなのか。
最近のニュースをみても、いろいろ考えさせられますが、自分は囚人ジレンマでいえば「やってない」という方向性(上記1、3)を基本としていきたいですし、自分を信じてくれた人(上記1の人)に対しては、感謝の気持ちを忘れず誠実にお付き合いをさせていただき、互いに切磋琢磨していきたいと思います。

マンション理事について

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

3月で自分の居住するマンションの役員が終わります。

1年間、毎月1回理事会を行ってきましたが、様々な意見があり、それらの意見をどうまとめていくかに苦心しました。
(委任状も出さないような無関心の方もけっこういらっしゃいますので、そこは大変でした)

ただ、日常的にマンションで何が起きていて、どう解決されているかを身近に感じることができて、大変有意義でしたね。

仕事では、管理費を長期間滞納されていた人の居住不動産を競売にかけて、滞納管理費を回収したこともありましたが、様々な人が様々な事情を持ち、様々な意見を持っているので、管理組合として一つの方向性で対応していくことは簡単ではありません。

しかも毎月管理費や修繕積立金もかかります。
それらのお金をどう適切に管理していくのか、支出は適切か等いろいろ管理組合として役目はあり、経験してよかったと思います。
(大規模修繕があるときなどは、もっと大変だと思います)

一つ言えるのは、長く特定の人に役員をお願いするのは、組織的によくないということですね。
特定の人に一度任せてしまうと、誰も細部を把握しづらくなり、横領などのリスクも高まると思います。
(大体横領事件が起きるのは、長く理事をやっていたケースです)

マンション管理については、専門ではないものの、一度理事を経験したので、マンション管理にも関心がいくようになりました。
来年の理事会の方を陰ながら応援していきたいと思います。

ウエルシア薬局

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

夜になり、調子が悪くなってくると、24時間営業の薬局というものはものすごく頼りになります。
ウェルシア薬局は、「超高齢社会のインフラとしてのドラッグストア」を謳い、コンビニエンスストアに対抗した多様なサービスを提供して深夜営業(24時頃まで)をおこなっており、大変頼りになります。

今日、どうしても欲しい薬があり、22時過ぎにいってみると、けっこう多くのお客さんがいて驚きました。
夜中の薬局というものにニーズはこれほどあるんだなと思いましたね。

しかも最近のドラッグストアは、パンや牛乳、卵なども売っており、値段もコンビニより安いとなれば、食料品狙いで来店するケースも多そう。
近くにあれば、コンビニよりこちらに行きそうです。

自分も22時過ぎに希望の薬を購入でき、事なきをえました。
頼りになる薬局が近くにあって本当よかったと思います。

経験則

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

再び「法律版 悪魔の辞典」から、「経験則」について。

経験則ということは、非常に重要で裁判所が事実認定する際に使用する、重要な概念です。
辞書的には、実際に経験された事柄から見いだされる法則をいい、こういう証拠からすれば、こういう事実があったとするのが普通だという感じで使います。
弁護士としても裁判官だったらどう考えるだろうか・・・ということを頭に入れて進めていかないといけません。
この推測が重要で、弁護士の力量を左右するんじゃないかなと思います。

この辞典の解説では・・・

「経験の蓄積により得られた法則。元裁判官である瀬木比呂志氏の著書『民事訴訟実務と制度の焦点』によると、別居中の配偶者の異性の家をしばしば訪ねて数時間滞在していたとして、経験則上不貞行為があったと評価できるか、という事例で、それだけでは何とも言えないというのが大多数の裁判官(あるいは法律家)の見方だろうとの見解を示している。その見方が本当なら、大多数の裁判官ないし法律家は相当奥手ということになりそうだ」

なるほど。
奥手というよりは、慎重なんだと思いますけどね(裁判官は職業柄奥手ということはあるかもしれません。裁判官がプレーボーイといったことは見たことがありませんので)。
これがホテルであれば、違ってくると思います。

この本、面白いので、またご紹介します。
 

センバツ甲子園

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

センバツ甲子園が盛り上がってますね。
聖カタリナ学園とか聖心ウルスラ学園とかキリスト教系の学校も甲子園でよく見かけるようになりました。

みていて気づいた点の一つは、ユニフォーム。そして、タイブレークの導入。
県岐阜商業のユニフォームが、熊本の秀学館に似ていてビックリしました。
鍛治舎監督の影響だと思いますが、伝統のユニフォームからすると違和感がありますね。
最後負け投手になってしまった松野投手のお父さんは、中学時代の同級生の兄で、自分が中学生の時に甲子園に応援にいったことがあるので、なかなか世間は狭いなと思いました。

また、早速タイブレークが行われていましたが、高校野球ファンからすると延長でやってほしいと思っちゃいますね。
表でどう展開するかで裏が決まるので、実力以外の運の要素も強いように思います。

ユニフォームといえば、中京大中京高校もかつてユニフォームを変更しましたが、今はオールドユニフォームに戻っています。畔柳投手は、確か豊田市出身。頑張ってほしいです。
明日、千葉の専大松戸高校と対戦です。楽しみにしたいと思います。

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