悪魔の辞典
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
法律の現実を知りたいモノ好きへ
という帯にひかれ、「悪魔の辞典」(学陽書房)という本を購入しました。
なかなか面白い本で、例えば、「借用書」という単語について。
「金を貸すからにはあった方がよいが、お金がない人・お金を返せない人にいくら書かせても実質的な意味が全くない書面。素人債権者が取立ての場面で債務者に書かせようとすることが多い」
とあり、なかなかうまく言うなぁ、と思いましたね。
たしかに、お金がない人に「借用書」をいくら書かせてもお金は返ってきません(裁判には勝ちますけどね、無い袖は振れないというやつです)。
この種の相談は、日常的に法律事務所に持ち込まれます。
「借用書」があるんで回収できますよね!と強気で言われるのですが、「相手にお金があればね・・・」というのが本音です。
続いて、「イクメン」。
「イケメンと並び、自称されるとちょっとだけイラッとする言葉の一つ。なお、弁護士の経験上言わせてもらうと、夫がイクメンであるかどうかと不貞をしない夫かどうかはあまり関係がない」
とあり、たしかにイクメンであっても不貞する夫はいるし、イクメンという言葉に惑わされてはいけないですね。
この本は、大西洋一弁護士著であり、弁護士が読んでも面白いです。また読んでいて面白い部分があったら紹介します。
- 2021-03-12
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- by 豊田シティ法律事務所