こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

なりたい職業、男子の１位に「会社員」が浮上…コロナ禍が影響？というニュースがありました。

第一生命保険が全国の小学生・中学生・高校生計3000人を対象とした第32回『大人になったらなりたいもの』のアンケート調査を行ったようで、その結果が17日、発表されたとしてニュースとなっておりました。

結果は、

 

小学生の「大人になったらなりたいもの」

【小学生・男子】
1位：会社員（8.8％）
2位：YouTuber／動画投稿者（8.4％）
3位：サッカー選手（7.6％）

【小学生・女子】
1位：パティシエ（14.1％）
2位：教師／教員（7.1％）
3位：幼稚園の先生／保育士（6.0％）

 

中学生・高校生の「大人になったらなりたいもの」

【中学生・男子】
1位：会社員（18.3％）
2位：ITエンジニア／プログラマー（6.8％）
3位：公務員（5.7％）

【中学生・女子】
1位：会社員（13.6％）
2位：公務員（7.8％）
3位：看護師（6.9％）

 

この結果に対し、第一生命経済研究所の研究員は「コロナ禍で在宅勤務が広がり、親の働く姿を身近にみるようになったこともあると思います。親の背中を見て、自分も「会社員」として頑張ろうと、子どもながら現実的に考えているのかもしれません」などと解説していますが、ネット上のコメントは結構冷めてますね。

 

例えば、「お父さん、在宅の時いつもサボってるのに給料貰ってる。僕も会社員になりたい！」とか、「君たちが就職する頃にはコロナ収まってるから」とか「そりゃ、家でテレワークでチャンと給料振り込んでくれるんだから　会社員最高だわな」とか。

会社員といっても、ピンキリだと思いますが、どうなんですかね？例えば、ブラック企業会社員でいいのか、と言われれば、答えは「ＮＯ」でしょう。福利厚生がしっかりしていて、仕事がハードではなく、給料をいっぱいもらえる仕事、とかであれば、なかなかハードルは上がってくると思いますね。

公務員とか会社員が「なりたい職業」の上位にくるということは、子どもがちが現実をシビアにみている、ということだろうと思います。高度経済成長のときではなく、現在は日本全体が貧乏になっている時代です。
夢がないとか批判する前に、そういう厳しい時代ということを頭に入れておく必要がありますね。

ちなみに、弁護士は、数が増え、大競争時代と言われています。
所得が下がり、東大では経済学部の方が合格最低点が高かったとか早稲田でも法学部より商学部や国際教養学部の方が難しかったりといったニュースを目にしますが、法律関係の仕事も大変な時代になっています。
幸い当事務所は、たくさんのご依頼をいただけているので、ありがたい話だと思います。感謝の気持ちを忘れずに前進を続けていきます。