最近の債務整理
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
最近、破産事件の依頼が多かったところですが、任意整理の案件で困っている人が相談に来られたので、受任した件があります。
(うまく債権者とまとまれば破産せずに済みそうですし、できるだけ破産は最後の手段として考えるべきなので、任意整理にかけていました)
任意整理というのは、簡単にいうと、(少なくとも将来利息をカットしたうえで)分割払いの合意をして、その合意に基づいて分割払いをしていくというものです。
最近は将来利息も一切カットしない、勤務先や財産状況を教えることをことを条件にしてくるところが増えてきていて、交渉がまとまらないかもしれないという事態に陥いることがあります(CMでもよくみかける業者です)。
事態は深刻な方向に動いているようですね。
この業者は、3ヵ月以内に和解できないと裁判をしてくるそうなので、勤務先を教えるのは躊躇を覚えます(勤務先は具体的に聞いてないのですが、これを聞いて債権者に伝えると給料差押えがありうるので)。
ちょっと、このような業者の対応は、問題なので法改正やら必要かもしれないですね。少なくとも消費者委員会で取り上げて、問題意識を弁護士会でも共有していかないととは思いますね。
交渉がまとまらなければ、破産しかないのか・・、できるだけ破産は避けてあげたいけれど、非常に悩ましいです。
- 2019-05-30
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- by 豊田シティ法律事務所