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2022 2月 4一覧

セブン&アイ「そごう・西武」売却へ…次に「百貨店が消える街」は?

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

最近のニュースで、セブン&iHDが、「そごう・西武」を売却というニュースがありました。
豊田市でも中心街の松坂屋が昨年9月で閉店し、地方から百貨店が消える状況が続いています。

以下、ヤフーニュースの記事を引用しながら書きますが、
昭和の時代には、人々の憧れの場であった百貨店でしたが、人々のライフスタイルの変化に対応できず、凋落の一途をたどっています。
特に地方や郊外では「街のシンボル」というケースが多く、百貨店の閉店は一大事です。

たとえば、山形県酒田市の中心地にあった百貨店『マリーン5清水屋』。2020年7月15日に閉店し、山形県は全国で初めて「百貨店空白県」になったそうです(その後『そごう徳島店』が閉店し、徳島県も百貨店空白県に)。郊外型店舗やショッピングモールの開業、地域経済の低迷などを受けて、10年以上前から閉店が噂されていたとのことです。百貨店の閉店により、いよいよ集客の中心は、1.5㎞ほど離れたJR酒田駅周辺へと移るだろうといわれています。

東京近郊では、たとえば春日部市があり、2016年2月『西武春日部店』が閉店し、同市から百貨店が消えたとのこと。
前身となる『ロビンソン百貨店春日部店』が誕生したのは1985年のことで、街のシンボルとして親しまれるも、春日部市の人口は2000年にピークを迎え減少期に入り、売上も徐々に下降。屋号を「西武」に変更した2013年、『イオンモール春日部』がオープンすると売上は急減し、その2年後に閉店が発表されたとのことです(ららぽーととかプライムツリー、イオンモールなどが周辺にできた豊田市と似ていますね)。存続を訴える署名運動などが行われ、百貨店跡地には高級家具販売店『匠大塚』が本店として入ることが決まり、地域の人は胸をなでおろしているそうですが、匠大塚は家具だけなので、個人的には微妙だと思います。

街として下降線にあるのと連動するように、地域の百貨店も凋落していった様がみえてくるとのこと。
地域の衰退が先か、それとも百貨店に元気がないから地域が衰退するのか……。どちらが先とはいえず、恐らく、相互関係にあると考えられますが、どちらにせよ、百貨店業界にとっては厳しい局面が続く、とのことです。

豊田市の松坂屋跡地も、三越伊勢丹さんのサテライト店が入るそうですが、規模は小さいと思われ、なかなか難しい状況になったなと思います。
ららぽーととかプライムツリーの方が駐車場が広かったり、楽ですし、店も多いですからね。
でも、象徴の意味もあるので頑張って欲しいです(成城石井とかニトリデコホームなどが入ると聞いており、それは楽しみですけどね)。

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