最低賃金の過去最大の引上げ
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
2022年度最低賃金引き上げが31円で決着しました。
全国平均が10月より961円となります。
地域ごとに決定されますが、全国で最低30円アップは間違いないようです(ちなみに愛知県 は927円→958円?)。
昨年も、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で世の中の混乱が続く中、最低賃金が大幅に上昇することとなったと(どこかに)書いた記憶があります。一昨年は平均2円の上昇に止まりましたが、昨年は全国平均28円と大幅な引き上げとなったと驚きをもって書いていたと思います(2年で約60円の上昇ですが、物価の上昇もあり、上がらないと生活が厳しくなるのは事実だと思います)。
(28円上昇した)昨年でさえ、飲食店など特定の業種にとって厳しい状況が続く中、最低賃金の大幅引き上げがどのように影響するか、と情勢を見極めていたのですが・・・
そういうなかで今年、過去最大の上げ幅(31円)ということですが、ある識者の発言だと「70点」、「最低50円は上げないといけなかった」などと話していました(飲食店はとりわけ厳しいと思いますね(もちろん働く人にとっては嬉しいことだと思いますが))。
最低賃金ギリギリの会社は、これから対策をとっていかないといけないですね。昨年は雇用調整助成金の要件緩和で賃金上昇分を賄えた場合もあったと思いますが、今年はどうでしょうか。
- 2022-08-03
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- by 豊田シティ法律事務所