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ごあいさつ

吉本興業の会見

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

さて、巷では吉本興業をめぐる詐欺グループからお金をもらっていた芸人と会社との対立が問題になっています(本日、会社側の会見が行われました)。
吉本興業という会社が、紙の契約書を芸人と結んでいないという事実を聞いて驚きましたが、コンプライアンスの観点からは契約書は必須ですよね。

ただ、芸人サイドが「ギャラはもらってない」という小学生レベルの嘘をついたことが発端だと思いますし、詐欺被害者から奪い取ったお金を受け取っていたことは消えません。
刑法の行為責任主義の観点からすれば、反省していようが「アウト」は「アウト」なわけで、やったことの重大性は消えません。

ただ、日本の社会は、一度失敗した人やレールから外れた人が、再チャレンジすることが難しい社会になってしまっています。
さんまさんや松本人志さんが、自分の責任で再チャレンジを応援しようとしたことは、とても素晴らしく、心を打ちました。

個人的な感想ですが、田村亮さんの涙や言葉はものすごく自分の心を打ちましたが、宮迫さんの言葉はどこか作られた顔、作られた言い回し等が感じられ、それほど響かなかったです(あくまで私見です)。
振り込め詐欺などの刑事弁護を経験している身としては、やはり一番に考えなければいけないのは、詐欺被害者だなと思います。
この人たちは、老後のために大切なお金を、孫の不祥事などの嘘の理由により奪われたりしているわけで、一番人を信じたことで傷ついている人たちなのです。

復帰するにしろ、アメリカみたいに奉仕活動とか何年かやってから、とかの方が受け入れやすいと個人的に思います。

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