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ごあいさつ

ビルから男性転落 2人意識不明 路上の10代巻き添えか

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

今日のニュースで、商業ビルから男性(男子高校生とのこと)が飛び降りて、下を歩いていた女性にぶつかり、二人とも意識不明というニュースを目にしました。


 

23日午後5時50分ごろ、大阪市北区角田町の商業施設「HEP FIVE(ヘップファイブ)」前の路上で、通行人から「2人が倒れていて意識がない」と119番があった。大阪市消防局によると、20代ぐらいの男性と10代ぐらいの女性が病院に運ばれたが、いずれも意識がないという。男性が高層階から転落し、下を歩いていた女性にぶつかったとの情報があり、大阪府警曽根崎署が詳しい状況を調べている。

 


他人を巻き添えにすることは許せないですね。その人の人生があるし、理不尽ですよね(この被害者は亡くなったようで、まだ大学生と若くこの先の人生があるのにやりきれないです)。
かといって、他人に迷惑をかけなければ自殺していいということも言えない。

誰かが、人生において大事なこととして、

「現実を直視し、笑うことだ」

と言っていましたが、そのとおりだと思います。
受け入れられない現実もあるでしょうが、変わらないことも多いです。
それを直視すること、が第一。
そして、直視して受け入れてみて、「笑うこと」。

この「自分で笑うこと」ってけっこう大事だと思いますね。
自分もひどいなと思うことがあっても、「自分が甘かっただけだな、自分がしょぼかったので仕方ないわ」と自分で自分を笑ってみると、冷静になれます。多分自分で自分を客観視するってことなんでしょう。

現実を直視することは非常につらいことだけれども、結局人間にとって、それ以外に本当の安心感を持つ道はない。

現実を直視できる人間は、失敗した時も成功した時もそれなりの安定感がある。

自信と優越感との違いはそこ。自信のある人間は嘘は少ないけれど、優越感を持っている人間は嘘が多い。

何故か。

優越感は不安を基盤とし、自信は安心感を基礎としているからだと思うと、加藤諦三さんが言っていました(先ほどの格言は、【ジャン・クリストフ】の中の一節でした)。

自信をもてるような生き方をする、自信とは、「自分を信じる」と書きますが、信じるに値する毎日を送るってことなんでしょう。やはり一日一日が大事です(今回の若い男性は、こんな死に方をしたってことは、まだ未熟だったっということだと思いますが、被害者の女性が可哀想すぎます)。

いずれにしろ、何があっても「死ぬことはない」っていうことは考えたいです。
いろんな人に話をしたり、自分で自分を笑ったり、各種相談機関に相談したり、いろいろやろうと思えばやれるもの。

慌てず、焦らず、諦めず・・・、何かあって辛いときは、相談するのも手だと思います。

 


 

◆相談窓口

いのちの電話相談
0570-783-556=ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで

自殺予防「いのちの電話」
0120-783-556(なやみこころ)=毎月10日(午前8時から~11日午前8時)にフリーダイヤルの電話相談

日本いのちの電話連盟はこちら(http://www.inochinodenwa.org/)

全国のいのちの電話はこちら(http://www.inochinodenwa.org/lifeline.php)

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