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ごあいさつ

大学オンライン授業の実態

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

文部科学省が23日に公表した対面授業の実施割合に関する調査では、大学がオンラインによる遠隔授業の継続を余儀なくされている状況が明らかになりました。
遠隔授業を効果的に行うには授業の工夫が不可欠ですが、教員の資質が問われるような粗雑な授業も目立つようです。

新型コロナウイルスを契機として、対面と遠隔の融合が模索される中、大学はさまざまな課題を抱えているようです。
自分も中京大学の大学生が、オンライン授業ばかりと聞いたことがあり、せっかくの大学生生活がかわいそうだなぁと思ったことがあります。

産経新聞のニュース記事では、

 


 

「東京都内の私立大1年の男子学生(20)は絶句する。英語の授業では、教員から「次の課題を終えてください」と教科書の当該8カ所を指定する英文のメールが届くだけで、講義の録画配信すら行われない。都内の私立大2年の女子学生(19)も「遠隔でフランス語の授業を受けているが、音声も画質も悪く、舌の動かし方など発音の仕方が全く身につかない」とため息をつく。

2人は「大学生対面授業再開プロジェクト」という活動に携わり、全国の学生から遠隔授業の感想などを募ったところ、授業の質の低さを訴える声が多かった。「自習のみで先生の顔や性別すら分からない」「質問しても返事がない」」

 


 

とありました。

質問しても返事がない、っていうのは考えものですね。
聞こえてないとしたらシステムのせいですし、聞こえているとしたらわかっていないか意欲がないということなので。

オンライン化による授業の質の低下について、専修大の渡邊隆彦准教授(国際金融)は「講義ノートを棒読みする授業は昔からあったが、教室特有の雰囲気でごまかすことができた。だが、オンライン化により授業内容そのものが注目されるようになり、教員の力量が顕在化した。教育にかける教員の情熱が問われている」と指摘しています。

オンラインの限界はあるとはいえ、オンラインでも準備をしっかりすれば、わかりやすい授業ができると思われます。
このままでは大学生活の思い出もよくないものになりそうで、何とかならないかと思わずにはいられません。
ZOOM会議も、対面だと時間的に参加できない場面でもスマホで参加できたり、便利な面はあるものの、対面をしてみると「やっぱり対面がいい」と思うものです。

オンラインの進化を祈るとともに、早く対面授業が復活することを祈っています。

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