恥ずかしいニュース
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
さて、弁護士として恥ずかしいニュースがまたありました。
この弁護士は男子高校生の未成年後見人でしたが、去年3月までの1年間に、高校生の口座から10回にわたって現金を引き出したほか、預金を解約して自分名義の口座に現金を移し、あわせて830万円を着服したとして、業務上横領の疑いが持たれているようです。
この弁護士は家庭裁判所から選任され、後見人として財産の管理などを任されていましたが、高校生の親族から裁判所に相談があり、発覚したということです
。
警察によりますと、調べに対し「間違いありません。遊興費に使いました」などと供述し、容疑を認めているということですが、信じられないですね。特に、未成年後見人というのは、親を何らかの理由で亡くした等の未成年に残された遺産(財産)を適切に管理していく仕事です(少年が大金を使って困らないように適切に管理していく仕事です)。
このような境遇にある未成年者の後見人が、その少年のお金を使ってしまうとは、弁護士としてあり得ないと思います。
こういう人がいるから、弁護士の信頼が低下するし、会費などから基金を作ったりしないといけないんですよね。
弁護士の後見人っていう仕事は、基本的には財産管理を責任もってやるのが仕事だから(その他身上監護もありますが)、こういう人は不適格ですね。40歳代ということで、働き盛りの人なのにどうしてでしょう??大変残念なニュースでした。
- 2021-09-17