こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

このあいだ、中学校に社会科一日教室といって模擬裁判に講師として参加してきました。
授業公開日ということで、保護者の方もこられていたので、緊張しましたが、生徒たちは一生懸命やってくれました。

先生が公園を通りすがったところ、生徒が数人の男に殴る蹴るされていたので、助けたという事案です。
先生は、元プロボクサーの設定でした。

被害者は大けがを負っていたので、相当性を満たさず、過剰防衛かなと個人的には思ったのですが、無罪の生徒が多かったですね。
確かに、悪いやつを助けたということなので、そう感じるのはもっともだと思います。

生徒にとっては、人の人生を左右するような司法の世界について、考える機会をもてたことはよい経験になったのではないでしょうか。
将来裁判員になるかもしれませんし、法曹になるかもしれません。
いずれにしろ、誰でも当事者になりうることなので、自分のことのように考えることが大切だと思います。