家事調停にWeb会議運用
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
名古屋地裁では、岡崎支部も含めて通常訴訟についてWeb会議で裁判が行われることがもはや普通になってきました(もともとはコロナのため)。
裁判所まで1時間程度かかる豊田市の場合は、非常に助かっています。
そして、今度は、横浜ですが、家事調停にウェブ会議運用というニュースを目にしました。
離婚などの調停では、弁護士を依頼せず当人同士で調停をする例もあるのですが、平日の昼間に仕事を休んで裁判所に出廷することは負担が大きかったと思います。
以下、神奈川新聞の記事を引用します。
離婚や相続など家庭のトラブルを話し合いで解決する家事調停で、横浜家裁が17日から、インターネットで参加できる「ウェブ会議」の運用を始めることが家裁への取材で分かった。対象となった調停で、裁判所に行かなくてもウェブ上のやりとりが可能になる。利便性向上や当事者の負担軽減に向け、活用が期待される。
家事調停は、家族や親族間のトラブルを話し合いで解決する非公開の手続き。調停委員2人と裁判官1人でつくる調停委員会が当事者らからそれぞれ事情を聞いて話し合う。昨年、全国の家裁に申し立てられた件数は約13万3千件に上る。
横浜家裁は、17日以降の調停のうち、調停委員会が必要と判断したケースで、ウェブ会議を導入する。
課題は、知人などの第三者などが関与しないか、でしょうね。
横から変なアドバイスなどをする場合などは、望ましい方向ではないので、何かしらの規制がかかると思います。
ただ、当事者の負担軽減という観点や特に遠方からの申立の場合は、有用だと思いますので、うまくいくといいなと思います。
- 2022-10-19
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- by 豊田シティ法律事務所