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ごあいさつ

池袋暴走

1 あの池袋暴走の初公判、まず最初に入ってきたニュースは、「謝罪」、「遺族は厳しい表情」というフレーズ。

(以下、ニュースを引用)


「心からおわび申し上げます」。赤信号を無視した暴走車が横断歩道に突っ込み、母子2人が犠牲になった事故から約1年半。自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた飯塚幸三被告(89)は8日、東京地裁で始まった公判で謝罪の言葉を口にした。愛する家族を奪われた遺族は、厳しい表情で被告を見つめた。

午前10時前、黒っぽいスーツ姿の飯塚被告は、つえを持ち、車いすで入廷。弁護人に支えられながら証言台の前に立つと、検察官側に座る遺族を向き「最愛のお二人を亡くされた悲しみとご心痛を思うと、言葉がございません」と深く頭を下げた。


謝罪とくれば、公訴事実を認めて情状酌量を訴える方針なのかなと思いきや、その後のニュースで「無罪主張」が出て少し驚きました。

(以下、ニュースを引用)


東京・池袋の暴走事故初公判で、飯塚幸三被告(89)は「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が発生し、暴走した」と起訴内容を否認した。弁護人も過失致死傷罪は成立しないと主張した。


ネットの意見などをみてると、「ホントクソジジイだな。 無罪主張の弁護方針の弁護士もクソ。 これ厳罰にならないなら、司法は信用できないから、個人で復讐するわってなるんじゃないかね。」といったものや「上級国民さぁ… 人殺しといて無罪主張できちゃうメンタルなんなの?」といったものがありました。

この「無罪主張の弁護方針の弁護士もクソ」という点は、弁護士としては反論したいですね。
弁護士は、被告人が無罪の主張をしたい、というのに有罪の弁論はできません(したら懲戒処分になると思います)。

仮に、車が壊れていたとしたら、無罪の可能性もあるわけで、弁護士としては「被告人がそう言う以上、無罪主張するのは当然」です。
検察が証拠を偽造した過去もあったことを忘れてはならないと思います。
1億人が有罪だと言っても、被告人本人が無罪を主張した場合、その言い分を尽くさせるのが弁護士の仕事です。
なかなか理解されない点でもありますが、そこは仕方が無いです(中学校などへ法教育にいっても、「なんで殺人犯の弁護なんてするんですか」といった質問はよくあります)。

結果が重大で取り返しのつかないことですが、その真相を解明しようとするのが裁判。
車が正常だったという検察側の立証が本当か、ですべてが決まると思います。
痛ましい事故で、遺族にとっても真相解明を期待しているでしょうから、裁判でそれが明らかになることを期待しています。

遺族の方のお気持ちは当然だと思います。ニュースのインタビューみて辛い気持ちになりました。この裁判が少しでも前に進めるきっかけとなることを祈っています。

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