シーザーサラダ
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
この間、シーザーサラダを古代ローマの英雄ジュリアス・シーザーに由来していると勘違いしている人がいました(あるあるですが)。
シーザーサラダが誕生したのは、1924年で、アメリカで禁酒法が施行されていた時代のことになります。
(このサラダが誕生したきっかけは、この「禁酒法」が関係しています)
当時、アメリカ国内で酒が飲めないならと、わざわざ国境を越え、隣国のメキシコまで足を運ぶアメリカ人が少なくなかったそうです。
カリフォルニア州から国境を越えてすぐの町、ディファナにある「シーザース・パレス」というホテルも、アメリカ人で賑わっていたそうで、そんなある日のこと、このホテルで、サラダに使える野菜がレタスだけになってしまったそうです。
この困った事態を切り抜けるため、シェフで経営者でもあったシーザー・カルディーニという人物が、急きょ苦肉の策として、レタスに卵やクルトンをのせ、パルメザンチーズや塩コショウなどの調味料であえたサラダを作り、お客に提供したところ、これが大好評。
たちまち人気メニューになって、ホテル名から「シーザー」をとって「シーザーサラダ」と呼ばれるようになったということなんですね。
英雄名ではなく、ホテル名が正解だったのでした。
世の中は、思い込みが結構ありますが、実は違ったということもけっこうあります。
それを発見したときが楽しいんですけどね。
- 2021-04-27