イチケイのカラス
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
月9ドラマ「イチケイのカラス」が終わりました。
もともと漫画が原作で、判事補・坂間真平が地方裁判所の第一刑事部(通称:イチケイ)に配属され、そこで出会った癖のある裁判官達に翻弄されつつ、真平が裁判官として成長していく物語で、ドラマとは少し設定が違ったりしてますね(原作漫画では主人公は特例判事補の坂間真平ですが、テレビドラマ化するにあたり、原作者了承のもと、原作漫画で脇役であった入間みちおを主人公に据え、小太りでメガネをかけた中年裁判官という風貌をおしゃれ髭を生やすイケメン裁判官に変更し、坂間真平も女性の坂間千鶴に人物設定が変更されたうえ、物語が再構築されています)。
最近のミスターサンデーで、部総括の「駒沢部長」のモデルがあの木谷明さんだったと聞きました。
木谷さんは、LSでも教鞭をとられており、大変優秀な裁判官と思いますが、ミスターサンデーでその謙虚な一面をみて「こうありたい」と思わずにはいられませんでしたね。
つい先日の調停の待合室で依頼者から「弁護士から裁判官になる人もいるのですね」と聞かれました。
たしかにいるはいるのですが、人数としては少ないですね。
自分も非常勤裁判官を経験したので、常勤裁判官の希望を聞かれましたが、結果的には断りました。
事務所経営してますし、その事務員さんなどの生活もあるので、なかなか裁判官になります、とも言えないことが多い気がします(同じ時期に非常勤裁判官をしていた他の弁護士もみんな常勤裁判官は断ってましたね)。
ただ、中には常勤裁判官になる方もいて、弁護士としての経験もあるので、実務ではいい裁判官になると思いますね。
裁判の外では、こういうことが起きているのだということを身をもって感じている裁判官の方が弁護士としてはやりやすいですしね。
- 2021-06-16