こんな有名な会社が・・・・
こんにんちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
犯人隠避罪という言葉は、久々に聞きました(司法試験の受験以来かも)。
犯人隠避罪とは、刑法103条に書いてある犯罪で、「罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を隠匿し、又は隠避させたものは、2年以下の懲役又は20年以下の罰金に処する」という条文です。
>トラックの運転免許を持たない人や運転手の家族が出頭したりするなど、身代わり出頭が疑われるケースが20件以上になったという。
調べに対し、複数の運転手は「営業所内で身代わり出頭がまかり通っていた」「そういうやり方があると先輩に聞いていた」などと説明。同課は長年にわたって不正が横行していた可能性が高いとみており、他の運転手らの関与についても追及する。
トラックの運転免許を持たない人や家族が出頭とは、レベル低いと思いますね。すぐバレるでしょうに。
気になるのは、「営業所内で身代わり出頭がまかり通っていた」という部分。会社のコンプライアンスはどうなっているのでしょうか。
顧問弁護士はいたんでしょうけど、東京の本社の近くの東京の法律事務所だったりするのでしょう。
労務管理などは、近くにいてもけっこう難しい問題が山積しています。
少しずつでもいい方向に変えていくことが必要で、かなりの長期計画になると思います(すぐには組織は変われないので)。
少なくとも顧問弁護士としては、法令違反は避けるように注意喚起を続ける必要があったと思います。
ちなみに、うちの事務所に配達をしてくれている佐川の人は、とてもいい人で、助かっていますけどね。
- 2016-11-23