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ごあいさつ

駐車違反

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

さて、「駐車違反で黄色いステッカーを貼られたら警察へ出頭すべし」
そう思い込んでいる運転者は少なくありません(奈良県では約半数が出頭しています)。

2006年6月1日、駐車違反取締りの民間委託がスタートし、緑色系の制服を着た駐車監視員が取り締まりを行うようになりました。
駐車違反のステッカーには、どこかへ出頭せよとは一切書かれていません。知らん顔をしていると、だいたい1週間程で警察から郵便が届きます。なかには「放置違反金」というペナルティの納付書が入っており、金額は、駐車禁止場所における普通車の駐車違反なら1万5000円です。
これを払えば、その違反についての処理は終了します。郵便は、ナンバーから判明した車両の持ち主へ送られ、誰が違反したのか警察は知りません。違反者に違反切符が切られないまま終了するのです。

そうとは知らず、「出頭すべし」と思い込み、あるいは「納得がいかない。文句を言わねば」と交番などへ出頭するとどうなるでしょうか。
違反者が目の前にいるのだから、警察官は原則として違反切符を切ります。いったん貼ったステッカーを現場の判断で無しにすることはできません。違反切符を切られると、放置違反金(車両の持ち主に対するペナルティ)ではなく反則金(違反者に対するペナルティ)の納付書が渡されます(金額は同じ)。
そして、2点か3点の違反点数が自動的に登録されます。点数が登録されると、ゴールド免許の人はゴールド免許でなくなり、次の免許更新のときの講習が、30分500円ではなく1時間800円になり、ほかに点数の累積があれば免許停止処分にもなりえますし、任意保険の掛け金も何千円か上がります。

そうとは知らず出頭して違反切符を切られる人の割合は、2015年で全国18.5%。知らない人は損をします、皆さんお気をつけて(出頭する必要はなく、出頭したら損になります)。

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