いじめ防止授業
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
ちょっと前に、滋賀県の弁護士によるいじめ防止授業で、「この中にも同性愛者がいる」と発言した弁護士に対し、マスコミをはじめバッシングがありました。
愛知県弁護士会西三河支部でも、中学校で「いじめ防止授業」を弁護士が行ってます。
大体若手から中堅の弁護士なので、この発言した弁護士も若手なのかなと思います(たしか女性だった記憶が)。
マスコミが問題視したのは、「100人に1人が同性愛者なので、この中にもいる」という発言。
学校側も「発言が当事者探しを誘発し、いじめを助長する懸念があるとして、保護者に文書で説明する予定」とのことですが、ちょっとおかしくないですかね?
この女性弁護士は、確率論をいっただけで、この中学校に必ずいるという趣旨ではないでしょう。
滋賀県弁護士会の竹下副会長は「性の多様性についての授業をしているかどうかを認識しないまま、いきなりそうした話をした。小学校の5、6年生を相手にしての授業であり、理解してもらうための前提を欠いた状態で発言したことについて、配慮を欠いたと共同通信の取材に話した」と説明した。
という弁明をしていますが、授業の有無なんか関係ないでしょう。
いじめは、例えば変わった人に対して行われたりします。いじめ授業は、いろんな人がいるけれども差別は良くないということを教える授業なわけで、その「いろんな人」というものの一例として同性愛を挙げたにすぎないと思います。
違うから、人は人を想う
JTのCMです。
このCMは本当そうだなぁと思わされますが、「デコボコがはまれば、楽しいね」とかいうフレーズもドキッとしたり、考えさせられます。
いろんな人がいて、それぞれ違うから人は人を想うのであり、違うことは個性であり、皆と同じでなくていいんだということを若い世代には教えないといけない。
マスコミもそうですし、学校もその逆をやってる気がします。
この発言を問題視している人こそが「同性愛者であることはいじめられる原因だ」と考えていることをわかった方がいいですよね。
全く問題がない発言だと思うし、学校側の対応はちょっとおかしいなと思うのは自分だけでしょうか。
自分も次にいく中学校では、「世の中にはいろんな人がいる。LGBTと言われる性の問題もそうだし、見た目もそうだし、性格も考え方もそうだし」ということをきちんと伝えようと思います。
- 2020-02-12