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ごあいさつ

2019 12月一覧

交通事故研修@東京

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

さて、今年もあと2週間程度ですが、気分はまだクリスマス、正月ではありません。
金曜日、土曜日と一般社団法人日本損害保険協会主催の弁護士メディカルコースという人身事故関係の研修です。
(費用もそれなりにするので遊びではありません)

交通事故については、ドライブレコーダーや自動ブレーキの普及により減少していくものと思いますが、うちの事務所は保険会社からの仕事も一定程度はあるので、研鑚をしないわけにはいきません。

東京の大学、大学院にいたのですが、地下鉄やJRの駅名忘れてるし、人が多すぎるし、東京で生活はもうできないですね。程よい都会で程よい田舎の愛知県が1番です。

メディカルの分野に関しては、医師ではないので詳しくはないですが、市販の本では不十分ですし、せっかくの一流の講師に学ぶのですから、明日はしっかり学んでいきたいと思っています。
次の裁判で今回学んだ知識を生かせるのが楽しみです。

今年最後の模擬裁判

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

今日は、豊田市内の中学校に模擬裁判の授業の立会いに行ってきました。
いろんな中学校でやるのですが、今年3回目で、ラストです。

題材は、いつもの「正当防衛事案」です。
簡単にいうと不良グループに殴られていた生徒をたまたま見つけた教師(空手有段者)が、生徒を助けようと加害者を殴り重傷を負わせてしまったという事案で、正当防衛が成立するか、というテーマ。

結論は、どちらでもありうるようにシナリオは作成されていたので、どちらの結論もありましたが、空手有段者なのにやり過ぎという考えが多かった前回の中学校に比べ、無罪が多かった気がします。
空手有段者でも素手で殴っており、素手対素手は、武器対等ともいえるのではないか、という指摘や、不良グループに殴られていた生徒は骨折しており、咄嗟に助けなければひょうっとしたらもっとひどい結果になっていたかも・・・といった指摘もありましたが、裁判官チームが出した結論は、やり過ぎで正当防衛にならず過剰防衛で有罪というものでした(教師は地方公務員なので執行猶予がついても懲役刑になれば失職しますので、罰金刑を言い渡していました。バランスのいい結論だと思います)。

生徒もあと5年もすれば裁判員裁判の裁判員になりうるので、この模擬裁判がいい経験になってくれればいいですね。
生徒からいろんな質問が出ましたが、なかなか答えられない質問もありました。
いろんな考え方があるということを知ってもらえれば、それでいいかなと思います。

行列のできる法律相談所でも、弁護士の意見はほとんどが見解が分かれます。
プロでも結論がわかれるのであり、それだけ難しいし、読めない部分もあるということです。
自分もクライアントに説明するときにこのような話をします。

今年の模擬裁判も無事終わりました。来年もやることになると思いますが、またがんばります。

元農水省事務次官に懲役6年の実刑判決

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

最近、元農水省事務次官の引きこもり息子殺害に対する判決が言い渡されました。
結果は、懲役6年。

殺人罪としては、軽い部類に入るようにも思いますが、本件は情状酌量の余地があったと思われ、その面ではシビアでしたね。

判決では、父親が主治医や警察に相談する努力を怠ったとし、外部に助けを求めていれば・・・・というところがありました。

ただ、相談して変わったのか、といえば疑問ですね。
警察に相談というのも、経験した人からすれば「民事不介入」をキーワードに真剣に取り扱ってくれない、だとかいう話はよく聞きますし、主治医に相談することで親子関係って変わったんですかね。

どうすればよかったのか、と言われれば答えがでないですね。
自分のことだと思うと外部に相談できたかどうか。親しい人などには相談したでしょうけど、なかなか難しいですね。

判決後に記者会見した裁判員からは、「周囲にアピールしていれば、誰かが突破口を見つけてくれたかもしれない。一人で思い詰めることもなかったのではないか」とのコメントがあったようですが、周囲に「私は引きこもりの息子、家庭内暴力をふるう中年の息子がいるのですが、なんとかしてください」とか言うのですかね(難しいと思います)。
相談されればアドバイスをしますが、あくまで対応するのは父親と息子。相談された人ではありません。

個人的には、やはり離れて暮らすしかないのかなと思いますね。同居だとやはりいつかは衝突してしまうし、疲弊してしまうと思います。

他の方のブログで、「5歳虐待死、母親に懲役6年判決 福岡地裁」といった裁判例と比べて重いのではないか、と指摘されていましたが、そういわれると重く思えてしまいます。
とはいえ、どちらともとれるということは、けっこうバランスのとれた判決だったのかもしれないですね。

半年で終わる民事裁判

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

ニュースをみていると、「半年で終わる民事裁判」を検討しているといったものがありました。
労働審判の民事裁判バージョンといったイメージですかね。

ただ、双方同意というのがネックだと思います(被告にメリットがあるのか)。

訴える方は準備万端でやる一方、相手方は不意をつかれる形なので果たして3回の書面だけで主張が尽くせるか、という点が最大のポイントだと思います。
労働審判は、応じないと訴訟でマイナスの意味にとられ、会社側は不誠実な対応をしていると付加金やら弁護士費用やらの点でマイナスなので、早期解決するインセンティブが働きますが、民事訴訟ではそういうインセンティブが基本的に働かないと思うので、定着するのは難しいように思います。
慰謝料だけが問題となっている交通事故などは使うメリットはあるでしょうが、他にはあまり思いつかないですね。

半年で終わってくれるなら、弁護士としてはありがたいのですが、一生に一度という思いで訴訟にのぞまれている依頼者にとっては期間より審理の充実の方を期待されると思います。
訴訟も長くならざるを得ない案件もありますし、安易なスピード化は少し違うように思いますね。重要なのは、しっかり手続保証されたうえで、言い分を尽くすことだと思います。

通夜

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

今日は、国選弁護の待機日で、年末だからか2件も依頼がきたので、2件とも対応しました。
(1日に2件対応するのは大変です)
しかも、そのうち1件は、外国人事件で、これまた大変でした。

そうこうしていると、弁護士会野球部の部員のお母様が亡くなったと聞き、夜は岐阜県まで通夜に行ってきました。
(豊田から岐阜まで往復するのは、これまた大変です)

通夜にいけば、その人がどのような人生を送ってきたのかが、なんとなくわかるような気がします。
先生だったようで、大勢の教え子が泣いていて、大変愛情を注いでいらしたのだなと思いましたし、もらい泣きしそうになりました。

最近は、DVDでどのような人生だったのかがわかるようにもなっていて、たった1時間程度通夜に参列しただけでも、その方の人生について垣間みることができました。
自分の母親と同年代ですので、考えさせられることも多く、自分も親孝行をしなければと思いながら、岐阜から帰宅しました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

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