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ごあいさつ

2020 11月 20一覧

アンガーマネジメント

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

アンガーマネジメントとは、怒りの感情をコントロールすることです。
現在、DVや虐待などニュースを賑わしていますが、怒りのまま行動してしまうことは、信頼、人望などを一瞬で失うことにつながりかねないです。
怒りの感情自体は、人間が持っているものであり、それ自体が悪いわけではないでしょう(当然、自分にもあります)。

重要なのは、「怒りに振り回されない」ことですね。

自分が担当していた国選弁護の被疑者の方の一人が、すぐカッとなってしまう方で、病院でアンガーマネジメントのプログラムを受けたという話をしてくれたことがあります。

ポイントは3つあります。

1 カッとなったら「6秒」こらえる
突発的な怒りのピークは最初の6秒と言われています。
怒りを感じたらこの6秒の間に反射的に言い返したり、行動しないようにすることが大事です。

心のなかで1から6まで数えることに意識を集中したり、2~3回深呼吸して呼吸を整えて冷静さを取り戻すことが有用と言われています。
どうしてもイライラが収まらない場合は、その場から離れることもありですね。

2 アンガーログ(怒りの記録)をつける
「なぜ自分は怒りを感じたのか」その都度メモをして「見える化」し、自分の感情を客観視、文書にしてみると、冷静に自分の感情と向き合うことができます。
自分が誰・何に対して要求する気持ちがあったのか等、怒りの原因を考えてみることが有用ですね。

3 I(アイ)メッセージで伝える
怒りの感情を相手に伝えるときは主語を「私(I)」にすることで相手を直接的に責めずに済み、考え方を押し付けるニュアンスが減ります。
(たとえば、NG「君が遅刻するから悪い」⇒OK「君が遅刻をすると予定通りに行動できず、『私』が困ってしまいます」等)

怒りにまかせて相手を責めるのではなく、一緒に問題を解決するなど、怒りをプラスの方向に転換してみることも考えられます。

自分も昔から、「忍耐」の重要性を意識して生きてきたので、何があってもとりあえずは我慢するようにしています。
怒りのまま行動してしまうことは、信頼、人望などを一瞬で失うことにつながるからですし、一度出した言葉は消せないからです。

そうすると、客観的に自分の行動を確認できますし、自分で自分を後悔するようなことも無くなりました。
「熱い心と、冷たい頭をもって」とかの緒形貞子さんが言っていましたが、本当にそうだと思います。

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