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2021 1月 11一覧

松永久秀自死、そして細川忠興登場

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

今日は、「麒麟がくる」の40話。
あと4回で終了とは悲しいですね。

それはそうと、初めて「細川忠興」が登場しました。
細川忠興は、細川藤孝の長男で、千利休門下の文化人としても名高く、明智光秀の娘・玉(のちのガラシャ)と結婚したことでも有名ですね。合戦に強く、文化人としても超一流な人でした(玉と結婚するのは来週みたいですね)。

本能寺の変では父藤孝とともに明智光秀への救援を拒否。
関ケ原の戦いでは東軍として活躍し、後に熊本県に移った大名で、あの細川元首相の先祖ということになります。

この忠興、「気が短い」ことで有名で、これが大きな欠点となっていました。しかもちょっと桁が違うレベルです。

忠興は、ガラシャを大変愛していましたが、その愛情はちょっと度が過ぎていました。
あるとき、庭師が作業中にちょっとよそ見をして、その方向にたまたまガラシャがいたとき、忠興は「貴様、嫁に色目を使ったな」と言って、庭師を手打ちにしてしまったといいます。

またあるとき、ガラシャが茶碗に髪の毛が入っているのをみつけて、そっと隠しました。
それをみた忠興は、台所に駆け込み、「妻にかばってもらうとは許せん」と言って調理人のクビをはねました。

そして、関ケ原の戦いが起きたときのことです。
ガラシャは西軍の人質になるのを拒否して自害しますが、同じ屋敷にいた長男・忠隆の妻は逃げ延びました。

「妻は死んだのに、なぜおまえは生きている!こんなやつは実家に帰してしまえ」

忠隆は「ムチャ言わないでください」と反対しますが、忠興は、「なら、お前も出ていけ!」と息子も勘当してしまいます。

その他にも、息子の乳母のちょっとしたミスを許さず、耳と鼻をそいで手打ちにするなど、ビックリすることばかりです。
忠興は、関ケ原の戦いの後、畿内に領地を与えられるはずだったのですが、井伊直政が「あいつ(忠興)はやばいから上方(京周辺)はダメです」と反対し、九州になったという話も聞きます。

あと、4回しかないので、十分味わいたいと思います。
本能寺にどうつながっていくのか、しっかり見ていきたいですね。
(今回の平蜘蛛をめぐる経緯で、少しそのあたりが垣間見えましたが、松永久秀がこの大河のキーマンでしたね)

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