改正道交法可決・成立
こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。
さて、東名高速道路のあおり運転による死亡事故、そしてあのBMWで車を降りて暴行した事件を受けて、あおり運転に対する規制の機運が高まっていましたが、ついに「あおり運転」の厳罰化などを盛り込んだ改正道路交通法が衆議院本会議で可決・成立しました。
6月2日に可決・成立した改正道路交通法では、これまで定義されていなかった「あおり運転」行為が法律で規定され、妨害目的で行った無理な進路変更や車間距離を詰める違反などに対し、3年以下の懲役刑などが定められています。
さらに、高速道路上で相手の車を停止させるなど、事故の危険性が高い行為をした場合には、より重い罰則が規定されていて、こうした「あおり運転」の厳罰化は今月末にスタートする見通しです。この最後の部分、前述の東名高速のあおり運転やBMW走行人物による傷害事件も、ドンピシャで当てはまりますね。
今後は、こういう事件はなくなってくるのかなぁと思います(ゼロにはならないかもしれませんが、減るでしょうね)。
また、今回の法改正では、高齢ドライバーの事故防止対策として、過去に一定の違反歴がある75歳以上のドライバーが免許を更新する際に実車試験を義務づけました。
実車試験は2022年にも導入される見通しで、サポカー限定免許なども検討されていると朝の情報番組でやっていました。
地方都市では、車の運転は必須です。
痛ましい事故もありますが、過失(不注意)であったりします。
(衝突緩和素材や自動ブレーキ等の)車の性能の向上はもちろん、運転者の運転マナーも向上させたいですね。少なくとも故意もしくは故意に近い危険な行為(飲酒もそうですし、あおり運転もそうです)は無くして欲しいと思います。
- 2020-06-03
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- by 豊田シティ法律事務所