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ごあいさつ

2021 1月一覧

麒麟版本能寺の変

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

さて、本日のニュースで、「麒麟がくる」の最大の山場「本能寺の変」が最終回で描かれることが発表されました。
山崎の合戦や変後の細川家や筒井家とのやり取りは、ないかあってもサラッとという感じでしょうね。

光秀は、ほぼ平社員から重役まで取り立ててくれた信長に感謝をしていた面も大きいですし、そういう記録もあります。また、延暦寺で女、子どもは逃がした設定に大河ではなっていましたが、「ノリノリで虐殺した」ように読める記録もあります(光秀がその後坂本城を拝領したことから考えると、ノリノリで女、子どもも虐殺したのではないかと考えてしまいます。光秀は敵方の諸将を皆殺しにした、という記録もあり、今回の大河のような人物とは違ったのかなと個人的には思っています)。

したがって、個人的には、光秀は「恩を仇で返した人物」という感じですね。
足利将軍家に最後まで尽くした三渕氏か織田信長にかけた細川藤孝か、どちらも筋が通っていると思います。
光秀は、織田信長にかけておきながら、途中で暗殺するのですから、個人的にはあまり評価できません(信長が許せないのであれば足利将軍に最後までついていけばよかったのに、と思ってしまいますね。途中で気持ちが変わったとしても、人物を見抜く力がないということになるのかなと思います。細川藤孝は、光秀に協力しなかったことから、ブレはないといえますし、三渕氏は最後まで将軍に従ってそれぞれ筋が通っています)。

今回、平蜘蛛をめぐるストーリーは、少し強引かなと思うところはあるのですが、「松永久秀」をキーマンにしたことは面白いですね。松永久秀が仕組んだとして考えても、秀吉や信長が松永久秀の行動を見張っていることになりますが、出来すぎのような気もします(特に、秀吉って中国方面の戦略でそれどころではなかったはず。軍師官兵衛を思い出すと、そんなことも思ったりします)。

本日、同時に最終回の本能寺へ向かうワンシーンのカットも発表されています。
光秀の覚悟の表情がまたシビれますね。

あと、今日の夜を含めて4回。
楽しみです。

福岡少年院で成人式 “更生への決意“

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

先日、少年審判があり、「少年院」送致となりました。
本人に抗告意思を確認することが望ましいのですが、成人裁判と違い、すぐ少年院に行ってしまいます。
(成人の刑事裁判は控訴期間の2週間、拘置所などにいます)

本人が抗告する意思を持っているかの確認につき、県外の少年院に確認に行かなければならないケースもあります。
今回は、少年が自ら抗告申立を行い、ご両親も面会にて抗告の意思を確認していただけました。

そこで、私も付添人弁護士として抗告申立書を作成し、医療機関から証明書、親御さんから陳述書という証拠を作成しました。

そこから3週間程度経ち、結果がきましたが、残念ながら「少年院送致」は変わらず。
この少年は、同種の保護事件で保護観察処分となっており、その数か月後の事件でしたので、一般的には少年院送致で仕方ない案件でした。

最初の少年審判で涙を流した少年は、そこにいた人間(調査官、裁判官、書記官、付添人、両親)に更生の道を信じさせました。
自分もあの涙でもう大丈夫だろう、と思い、保護観察をしっかりこなせば、更生できるだろうと思っていました。

しかし、その数か月後、また・・・・

調査官も両親も、非常にショックを受けていましたし、自分もショックを受けました。
だけど、起きてしまったことは仕方がなく、未来を見据えるしかありません。

名古屋の鑑別所へ通いたくさん面会し、そして病院へ診察するため観護措置の取消上申を行い、観護措置の一時取消、診察という異例の流れも経験しました。裁判所も観護措置を一時的に取消し、専門病院での診察も許してくれました。
ひょっとしたら・・・と期待もしましたが、少年院送致(保護観察処分から数か月後の事件なので仕方ないのですが)。

そして、抗告先は、名古屋高裁刑事部。
抗告が通る確率は、0.9%であり、難しいだろうなとは思っていましたが、ダメでした。
やるべきことはやったけど、ダメだったということで、少年には納得してもらうしかないのですが、少年院で今どういう思いなのだろうと想像してしまいます。

ただ、少年院にいくことが人生でのマイナスというわけではありません。
そこで、教育を受けられますし、資格をとれることもあります。少年院に入って+になった少年もたくさんいます。

そして、福岡少年院で成人式が行われたニュースがありました。
福岡少年院は、窃盗や薬物、詐欺などの非行で、家庭裁判所から保護処分を受けた少年が収容されています。新成人の12人は「介護の資格を取って、祖父母に恩返しをしたい」、「人に迷惑をかけず、失敗を恐れない大人になりたい」など、家族への感謝の気持ちや更生への決意を述べました。12人の新成人は、数週間で仮退院するか、残り数か月間資格取得などに向けて勉強を続けるとのことで、少年も頑張っているのだなと思い、勇気づけられます。

私の担当した少年も頑張って欲しいと思います。
この経験が、今後の人生にとってプラスになるように祈っています。

緊急事態宣言

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

愛知県にも緊急事態宣言が出されましたね。

豊田市も結構な人数が毎日陽性になっています。
前回のとかと違うのは、やるべきことがわかっていること。
やるべきことは手洗いや消毒、マスク、大声を出さないと言った基本的なこと。

今日の夜駅前で大声で喧嘩している人がいましたが、他人への影響、思いやりも重要だなと思いました。

コロナ慣れとか言いますが、自分はそんな気にはなれませんね。
大変なときですが、頑張っていきましょう!

休憩時間

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

最近、新しい事務員さんに入ってもらいました。
働きやすい職場をどうつくっていくか、が経営者の使命ですし責務ですので、少しでも働きやすい職場と思ってもらえるよう気を配っていきたいと思います。

ただ、うちのようなそう大きくない事務所だと、休憩時間をきちんととってもらえるか、は心配の種ですね。
(どうしても自分のデスクなどで休憩となってしまうケースも多いです)

ちょっと、休憩時間について書くと・・・
休憩時間について定めている労働基準法 第34条では、6時間を超える勤務の場合は45分以上、8時間を超える場合は60分以上の休憩時間を設定することが、義務づけられています。
(6時間ピッタリの場合は「6時間以上」には入らないので、休憩はなくても大丈夫です)

また、「休憩時間」が“連続時間である”とは決められていないので、分けるのも禁じられてはいません。
例えば、45分の休憩を30分+15分、60分の休憩を30分+30分や、30分+15分+15分などに分けるのも法律上は問題ありません。
ただし、分割するのも常識的な範囲までとされています(5分休憩を積み重ねて既定の休憩時間をクリアするなど、明らかにおかしな分割は認めていない企業がほとんど)。

そして、休憩時間は労働時間ではありませんので、この時間は給料を払う義務はありません。

他にも、労働基準法の第34条では「途中付与」「一斉付与」「自由利用」という3つの原則を定めています。

途中付与の原則:休憩時間は「労働時間の途中」に与えること
一斉付与の原則:休憩時間は全従業員に対して一斉に与えること
自由利用の原則:休憩時間を自由に利用させなければならないこと

そのため、「今日は後半が忙しいから、すぐに休憩して」と、労働開始時間から休憩に入ることは、「途中付与の原則」に反するので違法となります。
休憩時間と言いながら雑用を任せたり、学習を強要するのも「自由利用の原則」に反するので、こちらも違法となります。

ただし、「一斉付与の原則」については特例があり、全従業員が一斉に休憩に入ると利用者に著しい不便を与えてしまうサービス業においては、労使協定を結ばなくても、「Aさんは12時から1時間、Bさんは13時から1時間」というように会社の一存で休憩時間を分散させることが認められています(労働基準法 第40条1項)。大きな会社だと、昼休憩を前半と後半で分けてとったりしていますね。

これらのように、休憩時間は、自由にしてもらう必要があり、電話も出ないようにしてもらってかまわないのですが、(好意で)出てもらってる場合もあり、経営者としては悩ましいところですね。
少なくとも、上記3原則に違反しないかについて、常に敏感に状況を把握しておくことが必要だと思います。

成人の日

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

今日は、成人の日。
豊田市でも今日ではなかったですが、参号館の能楽堂?で成人式が行われたみたいですね。
三連休に袴姿の新成人の女性が駅前をたくさん歩いていました。

法律では18歳が成人になりますが、自分のような時代の人間ですと、20歳がやはり成人という感じですね。
(たしかビールとかお酒は20歳からのままだったと思いますし)

ネットニュースをみていると、石田ゆり子さんが1月11日に自身のInstagramを更新し、新成人にメッセージを送り反響を呼んでいるようです。

石田さんは「本日は成人の日。今年はこんな世の中でたくさんの成人式がキャンセルされてしまっていますが新成人の皆さんおめでとうございます」と新成人を祝福され、また、「わたしはあなたがたのお母さんより年上かもしれないけどわたしはいつも若い人たちの力と才能を尊敬しているし素晴らしい力をたくさん貰って生きています」「自分を信じて自分を諦めずみんなそれぞれ自分を育てていきましょう」と、あたたかいメッセージを寄せたといいます。

自分を信じて自分を諦めず、という言葉に尽きるように思いますね。
人生山あり谷ありといいますが、本当にそのとおりで、谷のときに自分を見失わずに、自分を諦めず、自分を信じていけるかが重要な気がします。

石田ゆり子さんの言葉に励まされた一日となりました。

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