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ごあいさつ

2020 11月一覧

外国人の遺言

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

さて、以前自筆証書遺言の法務局での保管制度が開始されたというブログを書いたと思いますが、最近岡口裁判官のFBをみて、大変勉強になったのでここでもお知らせします。

 


(以下、岡口裁判官のFBを引用、少しだけ表現を改変してます)

 

某弁護士曰く、・・・自筆証書遺言保管制度は、遺言者の死亡後に相続人のお一人から手続きがあった場合、他の相続人へ通知がされるなど、公正証書遺言による遺言より、便利な点もあります。
しかし、相続人から遺言者の閲覧や証明書の発行を請求する場合は、

1 遺言者の出生時から死亡時までの戸籍
2 相続人全員の戸籍
3 相続人全員の住民票(3ヵ月以内のもの)

が必要です。
外国籍者の場合、この1~3の書類を揃える事が、相続手続の1番のハードルだと思います。
そのハードルをクリアできなければ、保管されている遺言書を利用できないこともあり得ます。
家裁での検認が不要だということで、外国籍者にも有用な制度だと思われていましたが、検認手続と同じ書類を求められるのなら、外国籍者にとってのメリットは、あまりなさそうです。

公正証書遺言であれば、記載内容によっては、上記1~3の書類が全て不要な場合もありますので、外国籍者の方には、引き続き公正証書で遺言書を作成されることをお勧めします   (引用終わり)

 


 

自筆証書遺言の有用性が高まってきた最近ですが、外国人の方にとっては、やはり書類の関係で公正証書遺言の方が使い勝手がよさそうですね。
これらの観点は、あまり意識していなかったので、大変勉強になりました。

豊田市は、外国人の数が多い地域ですので、外国人の方が遺言の相談にきた際には、公正証書遺言を勧めようと思います。

 

 

教諭が児童の口に粘着テープ、授業中「静かにできぬなら貼る」と宣言し実行

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

秋田県湯沢市の小学校で9月、私語を注意する目的として、複数の1年生児童が教諭から粘着テープを口などに貼られていた、というニュースがありました。

学校は不適切な指導だったとして、教頭と教諭が児童宅を訪問して謝罪したといいますが、当然だと思います。

同市教委によると、9月下旬の授業中などに「静かにできないなら口に貼ってもいい」と言った上で、4人の児童には肩や名札に、別の2人の児童に対しては口に、それぞれ粘着テープを貼ったようで、10月に入って外部から匿名の通報が学校にあり、判明したということです。

同市教委は「学校への信頼を失い、重く受け止める」としていますが、やりすぎ感がありますね。
最近の子どもは、じっとしていられないような子も増えている印象ですし、教育現場も大変だとは思いますが、節度は守らないといけないですよね(今回のケースは、「暴行罪」にあたる可能性があります)。

最近は、保護者の側も社会的常識を超えた要求を学校側にすることも増えているようで(いわゆる「モンスターペアレンツ」と言われる類型)、学校の先生たちの精神的な疾患も増えているとか聞きます。

保護者からの相談を受けることもありますが、弁護士が代理人となって学校と交渉していくというやり方がうまくいくとは限りません。学校というのは一種の社会を構成していますので、弁護士が入っていくことで全て解決するわけではありません(部活の試合で試合に出られなかったので、おかしい等の相談もありましたが、弁護士が入ってもこういう類いは解決しません)。部分社会の法理といわれるもので、なかなか難しい問題です。

傷害や暴行など犯罪になるケースであれば、弁護士が介入する意味もありますが、そうでないケースですと、弁護士は学校問題には基本的に入りにくいです(教育という視点もありますので)。
結局、教育現場も保護者もいい緊張関係で節度を持ってやってもらうことだと思います。

なかなか難しい問題ですが、それぞれが一線をしっかり意識して、節度をもった指導などを期待したいですね。

マインドフルネス瞑想

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

もちろん身体的な健康も大事ですが、心の健康も大事です。
心の健康を整えるには様残な方法がありますが、「運動の習慣化」と「マインドフルネス瞑想」が大事といわれています(科学的にもその根拠が証明されているそうです)。

このうち「マインドフルネス瞑想」は、ネガティブな感情や痛みに関係する脳の部位の活動が減少し、精神的・肉体的な痛みが感じにくくなるといわれるマインドフルネス瞑想は、最近の研究では、初めて実践する場合でも、その効果が得られるということが明らかになっています。

マインドフルネス瞑想のポイントは、「今、この瞬間」に意識を集中させることですが、取り組みやすいのは呼吸に意識を向ける方法です。
1日に5~10分ほどでいいので、休憩時間や就寝前など隙間時間に取り組んでみるといいと思います。

意識するのは、①呼吸に意識を向け、鼻の穴、胸やお腹の動きなどに注目し、呼吸を観察する、②他のことを考えてしまったら、それに気づき、また意識を呼吸に戻す、ということをゆっくり繰り返すといいようです。

アップルウォッチでも、途中でこのマインドフルネス瞑想をやってくれることがあり(呼吸リマインダー、というやつです)、自分はそのときは必ず行うようにしています。
アップルウォッチは、健康にも有用で、かなりおすすめです。

Apple Watchを常につけていれば、GPSによる移動距離測定や各種センサーによって心拍数を自動で取得し、毎日の運動量を計測してくれますし、iPhoneの「ヘルスケア」で年齢や身長、体重を事前に登録しておくことで、消費カロリーは一目瞭然。自分がどれくらい動くと、どれくらいカロリーを消費するのかがわかるため、運動の目標や健康づくりにもつながります。

また、Apple Watchの「アクティビティ」を開くと、運動量や消費カロリーが上の画像のようにリング状に表示され、それぞれが1周すると、その日の目標を達成したということになります。
iPhoneの「アクティビティ」で確認すると、カレンダー上にリングがズラリと表示されるため、積極的に運動した日と平時を見比べることで、運動量がどれだけ足りないかも把握でき、それによって、毎日の自分の健康状態がわかり、生活習慣の改善にも役立つということです。

自分もまだまだ使いこなせていないですが、少しでも使いこなせればかなり便利だと思います。

麒麟がくる~次回比叡山焼き討ち

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

本日は、織田・徳川軍と朝倉・浅井勢が激突した姉川の戦いがありましたが、あっさりとした扱いでした。
金ケ崎の退却戦もあっさりしていましたが、コロナ禍の今、大がかりなロケはできないということは理解しておく必要はありますね。

次回は、いよいよ比叡山焼き討ちです。朝倉義景に好意を抱いたことがない光秀がどう叡山を攻めるのか要注目です。

多くの歴史ドラマでは、女や子どもも皆殺しにしろという信長に対して、常識人の光秀が「とんでもない!」と言って反対するというように描かれがちです(過去の大河でもそうなっていたと思います)。

しかし、実際の光秀は、そういうイメージとは違ったようです。
実は焼き討ちの数日前に光秀が味方に出した手紙が残っていて、そこにはこう書いてあったそうです。

「比叡山のふもとにある村のヤツら、非協力的だから全員『なで切り』(=かたっぱしからぶった切って、みな殺しにする)にしてしまえ。そうすれば、自分たちの思うようになる」

このように光秀は、焼き討ちに反対するどころか、むしろ積極的だったという記録があるんです。

この焼き討ちが行われた後、光秀は信長から褒美として近江国に領地を与えられ、そこに坂本城という自分の城を建てています。
これは光秀が比叡山焼き討ちでの活躍を、信長に高く評価されたからと考えるのが自然に思います。
麒麟がくるでは、現在は信長の家臣にはなっていませんが、そろそろ信長の家臣にもなっていくはずで、そこのところもどう描かれるか楽しみです。

筒井順慶が初めてでてきましたが、筒井順慶は光秀の与力となる大名で、最終的には(迷うものの)光秀に味方はしない決断をしています。
丹波攻めなどでの筒井順慶との協力など描かれるのか、楽しみですね。

豊田市でクラスター?

こんにちは。
豊田シティ法律事務所の弁護士米田聖志です。

豊田JCでクラスターが発生したようですね(公式には、クラスターとはなっていないようですが、豊田JCのHPには記載があります)。

原因は、詳細不明ですが、この影響は出ています。
自分も今日豊田市内で知人と(時期を早めて)忘年会だったのですが、このニュースを聞いた幹事がキャンセルをしました。

他の参加者も「次は、来年春以降で」とか「ワクチンができたら飲みましょう」とか慎重な意見も多かったので、慎重になる人はなるのだなぁと思いましたね(自分も延期自体には賛成しました)。

「GoToトラベル」の影響もこれから出てくると思います。
この政策は、ホテルや観光地で過ごす限り、(飛沫なども少なく)影響も少ないというコメンテーターもいますが、やはり居酒屋とかカラオケとか大声を発するところでは危険のような気がします。
忘年会シーズンですが、なかなか難しい面もありますね。

新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多となる236人が確認された北海道内で12日、離島初のクラスター(感染者集団)が北部の利尻島で判明した、というニュースもありました。医療体制が不十分な島では感染拡大への不安が広まり、島民からは政府の旅行需要喚起策「GoToトラベル」への批判の声も聞かれた、とあります。

北海道・利尻島でクラスター 島民はGoTo批判「島にウイルス持ち込むな」

政府の緊急事態宣言下にあった4~5月、旅行客らに向けて「来島自粛」を求める声明を出すなど感染防止に努めてきた利尻島ですが、町長さんは「非常事態。住民には不安があると思うが、冷静な行動とより一層の予防策をお願いする」とのコメントを発表し、経済にも配慮したGoToキャンペーンとの狭間で揺れる心境も垣間見えます。こういうときの政治家の決断は難しいですね。

菅首相は、「現時点でGoToキャンペーンの見直しや緊急事態宣言を行う状況ではない」との認識を示したようですが、この状況で大丈夫でしょうかね。心配になってきます。。

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